北アイルランド、ジャイアンツ・コーズウェイ。 この地形は、アイルランド伝説上の英雄フィン・マックールが作ったと伝わる。
駱駝のハンフリーがフィンを、お茶に間に合うよう家に連れて帰った…とある。
伝説が生まれたころ、この地域に駱駝がいたのかどうか、疑問がないわけでもないが、そこが伝説の面白いところ。
フィン・マックールには、あまり勇ましくない伝説がある。
スコットランドの巨人が海を渡ってやってくるのを見たフィンは、彼が自分より大きいので負けるかもしれないと思った。
彼の妻は、フィンに赤ん坊の服を着せ、寝たふりをさせた。それを見たスコットランドの巨人は、赤ん坊がこれほど大きければ、
フィンはもっと大きいだろうと、恐れをなして逃げ帰った…。北アイルランドとスコットランド西端は指呼の間にある。
約6100万年前、大規模な地殻変動で、膨大なマグマが流出した。ここでは火山とはならず溶岩台地を形成した。
約5800万年前、再びマグマが噴出し、新たな台地が重なるようにできた。その後、氷河期と間氷期が反復する間に、氷河に削られてできた景観。
世界遺産に指定されている。
六角形の柱状節理。水田から水を抜くと、表面に六角形のひび割れが無数にできる。基本的に原理は同じとされる。